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 情報セキュリティ関連の業界団体Information Systems Security Association(ISSA)は,米国時間6月25日に,情報セキュリティ啓蒙プロジェクト「Human Firewall」の所有権を取得することを明らかにした。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,同プロジェクトは,主要な二つの後援団体が出資取りやめを決定したため,活動停止の危機に直面していた。

 「情報セキュリティの主要素である‘人員’‘処理手順’‘製品’のうち,‘人員’が他の2要素と比べて軽視されている。Human Firewallは,企業が効果的なセキュリティ・プログラムに必要不可欠なこの要素を確保しているか測定するための手段を提供する」(ISSA)

 Human Firewallのポータル・サイトは,企業のポリシーやベスト・プラクティスに関する社員教育を支援する。ISSAは同サイトのサービスを企業,セキュリティ専門家,エンド・ユーザーに無償で提供する。ベンチマーク・テストとその分析結果をはじめ,ニュースやトレーニングの秘訣といったリソースが利用可能。

 米国土安全保障省National Cyber Security部門ディレクタのAmit Yoran氏は,「情報セキュリティ・システムにおいて,人間は最も重要な可変要素だ。人間が情報保護の責務を果たさなければ,たとえ優れたポリシーや技術でも,まったく無効に終わる可能性がある。Human Firewallへの参加は,あらゆる業界の組織全体にわたるセキュリティ・プラクティス基盤の構築に役立つ」と述べた。

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