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 米Xeroxの研究者が,マサチューセッツ州ボストンで開催中の計測/自動制御に関するカンファレンスAmerican Control Conference(ACC)2004で,「電子写真システムに電子制御技術の概念を適用して画質向上を図る」という内容の論文を発表する。Xerox社が米国時間7月1日に明らかにしたもの。

 論文のタイトルは「A Control-Oriented Survey of Xerographic Systems:Basic Concepts to New Frontiers」(電子写真システムにおける制御指向の研究:未研究分野に向けた基礎概念)で,Xerox社のEric S. Hamby氏とEric M. Gross氏が執筆した。

 同論文は,電子制御システムが自動車用エンジンに与えた影響に関する米McKinseyの報告書を引用している。その報告書によると,内燃機関の電子制御化により,過去10年間で排気量当たりの平均馬力が2倍以上に増えたと同時に,コストと排出物が大きく減少したという。

 両氏は「デジタル・カラー印刷にも電子制御エンジンの考えを適用することで,同様の効果が得られる」と述べる。「デジタル・カラー印刷業界では,制御システム適用の動きが盛んになり始めたばかりだ。こうしたシステムや制御技術が同業界に与えるであろう影響の大きさは,極めて大きい」(両氏)

 なおXerox社は,デジタル印刷技術「iGen3 Digital Production Press」で制御技術の考え方を応用し,精度が高く画質に優れたカラー印刷を実現しているという。

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