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 米Red Hatは,サブスクリプション契約による売上高の計上方法を一部変更することを米国時間7月13日に発表した。そのため,2004年2月締めまでの3会計年度分と2004年3~5月期の決算報告を修正する。

 この決定は,同社の監査役である米PricewaterhouseCoopers社の指摘を受けたもの。同社との話し合いを通じ,サブスクリプション契約の売上高を月ベースで計上するのは適切ではないと判断し,特定の契約に関しては日割りで計上する方法に変更した。

 これまで,サブスクリプション契約の売上高は,契約が締結された月の初日に売上高として繰り入れる方法を採っていた。そのため,月の下旬にサブスクリプション契約を結んだ場合,契約が発生していない同月1日付けで売上高が計上されているという矛盾があった。今回の修正では,日割りの売上高として繰り入れられる方法に変更した。

 今回の決算修正は,サブスクリプション収入の繰り入れ方法を変更したことのみによるものだと同社は強調している。新しい計上方法により,年間の売上高や営業キャッシュフロー,四半期ごとの新規契約者数などに大きな影響はないという。しかし,四半期ごとの営業利益,純利益といった項目は大幅に変動する見通し。

 米メディアの報道(InfoWorld)によれば,同社が2004年に計上した1億2610万ドルの売上高は,修正後に1億2380万~1億2480万の範囲,純利益は320万ドルから290万ドルに減少すると予測している。また,2003会計年度の売上高は62万6000ドル,2002会計年度では1万~61万ドル低下するとみている。2005会計年度第1四半期に関しては,4160万ドルと報告された売上高は,修正後には4120万~4170万ドルの範囲になると予測している。

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