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 米Sun Microsystemsは,2004会計年度第4四半期(2004年4~6月期)と通年の決算を米国時間7月20日に発表した。第4四半期の売上高は31億1000万ドルで前年同期の29億8200万ドルと比べて4.3%増加した。同期は,サーバーの出荷台数が伸び,前年同期から46%,前期から18%増加した。

 純利益は7億9500万ドル(1株当たり利益は24セント)で,前年同期の純損失10億3900万ドル(1株当たり損失32セント)から大幅に増加した。粗利率は39.4%で,前年同期の43.7%から4.3ポイント下降。営業キャッシュ・フローは21億7200万ドル。また,現金および有価証券の合計は76億ドル以上となった。

 2004会計年度通期(2003年7月~2004年6月)の売上高は111億8500万ドルで,前年度の114億3400万ドルから2.2%減少。純損失は3億7600万ドル(1株当たり損失は11セント)となり,前年度の34億2900万ドル(同1ドル7セント)と比べて大幅に赤字幅が改善された。粗利率は40.4%で,前年度の43.2%から2.8ポイント下降した。

 同日発表された決算には,その他の利益として米Microsoftとの係争に関する和解金が含まれる。同社は,Microsoft社が支払った独占禁止法関連の和解金7億ドルと特許関連の和解金9億ドルをその他の収入,また特許使用料として前払いされた3億5000万ドルをその他の繰延収益として計上している。同社は,米証券取引委員会(SEC)にこれらの扱いについて確認を求めており,最終的な決算報告はSECからの回答を待つことになる。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,アナリストらは,第4四半期の売上高を30億ドル,1株当たり損失を4セントと予測していた。Microsoft社からの和解金とその他の一時的なアイテムを除いた場合,同社の純損失は1億6900万ドル(1株あたり損失が5セント)だった。

 同社CFO兼Corporate Resources部門執行バイス・プレジデントのSteve McGowan氏は,「第4四半期の売上高が上昇するとともに,通期で22億ドルの営業キャッシュフローを生成し,現金と有価証券が76億ドルを超えたことを喜ばしく思う。15年連続で黒字の営業キャッシュフローを生成できた」とコメントしている。

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