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 米QUALCOMMは,2004会計年度第3四半期(2004年4月~6月期)の決算を米国時間7月21日に発表した。売上高は前年同期比50%増の13億ドル。前期からは10%増加した。純利益は,4億8600万ドル(1株当たり利益は58セント)で,前年同期から154%の大幅成長となった。前期からはほぼ横ばいだった。

 同社は,戦略的に投資を行うQUALCOMM Strategic Initiatives(QSI)事業に関連した利益や経費を除いた純利益として,前年同期から81%増の4億8300万ドル(1株当たり利益は57セント)を計上した。

 同社会長兼CEOのIrwin Mark Jacobs氏は「世界で第3世代CDMAネットワークの加入者が増加し,CDMA市場は引き続き大きく成長している。チップセットの需要が記録的に高く,WCDMAの売り上げが予想以上に高かったため,良好な売上高と利益をあげることができた」と説明する。

 部門別にみると,QUALCOMM CDMA Technologies(QCT)部門とQUALCOMM Technology Licensing (QTL)部門の売上高が,それぞれ2億3600万ドルと1億9400万ドル増えている。QCT部門は,同期にCDMA携帯電話機向けチップセット「Mobile Station Modem(MSM)」を3500万ユニット出荷している。前年同期は2300万ユニットだった。QTL部門の売り上げ増加は,主に販売価格が高い携帯電話機が良好だったことによる。ライセンス供与している企業によれば,CDMA携帯電話機の出荷台数は,前年同期の2600万台に対して同期はおよそ3800万台に増加している。

 また,株式に関して,同社の取締役会は,同社の普通株式を2分割することを6月に発表している。株式分割は7月23日付けで実施される。

 QUALCOMM社は今後の業績について,次のような予測を立てている。

・2004会計年度第4四半期(2004年7月~9月期)のQSI部門を除く売上高は,前年同期比約57~66%増,1株当たり利益は54セント~57セントの範囲。

・2004会計年度通期のQSI部門を除く売上高は前年比33~35%増,1株当たり利益は2ドル15セント~2ドル18セントの範囲。

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