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 米Network Associatesのウイルス対策技術研究機関であるMcAfee AVERT(Anti-Virus Emergency Response Team)が,2004年前半のセキュリティ攻撃ついて調査した結果を,米国時間7月26日に発表した。それによると,2004年前半におけるセキュリティ攻撃の件数は,2003年通年のそれを超えているという。危険度が「中」以上のウイルスの数は,2004年第1四半期に21以上だったのに対して,2003年通年では20だった。

 企業ユーザーに最も被害を与えているのは,電子メールを介したウイルスである。一方,一般ユーザーにとって最も大きな脅威は,スパイウエアやアドウエアなどに関連した「Malware(悪質なプログラム)」で,全体の60%を占めた。またMcAfee AVERTは,フィッシングと呼ばれる詐欺行為が,2004年後半も増加するとみる。「消費者の認識不足が被害を大きくしている」(同社)

■2004年前半のセキュリティ攻撃ワースト10

1)Exploit-MhtRedir.gen
2)VBS/Psyme
3)Adware-Gator
4)Adware-180Solutions
5)Adware-Cydoor
6)Adware-BetterInet
7)W32/Netsky.d@MM
8)W32/Netsky.p@MM
9)W32/Netsky.q@MM
10)W32/Mydoom.a@MM

出典:Network Associates社

 今年のウイルス被害を拡大した一因に,「Bagle」と「Netsky」ワームがある。両ワームの作成グループ同士が競争したこともあり,被害は合わせて215カ国に及んだ。現在も,危険度が「中」のBagleとNetskyの亜種が,それぞれ3種類ずつ存在しているという。

 「2000~2003年にかけて作成されたウイルスの数は前年比5%増で,着実に勢いが減速していた。しかし,Malware関連の脅威は,2003~2004年にかけて20%も増えており,短期的には高い増加率が続きそうだ」(McAfee AVERT副社長のVincent Gullotto氏)

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