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 米IDCは米国時間7月26日に,企業のセキュリティに関する調査結果を発表した。それによると,企業経営者やIT責任者の4分の3以上は,ITの「非常に重要」あるいは「とても重要」な課題として「セキュリティ」を挙げている。

 調査は,2004年4~5月に米国とカナダの企業933社を対象に実施したもの。「セキュリティ」は,「コスト管理」や「コスト抑制」より優先度の高い問題だという。

 IDCの最新の調査によると,過去12カ月でセキュリティとビジネス・コンティニュイティ(災害などの不測の事態に業務を継続するための方策)に関するIT支出が増えている企業は59%にのぼる。「セキュリティ技術のベンダーにとって,今後の見通しは明るい」(IDC,Enterprise Technology Trends部門プログラム・マネージャのLucie Draper氏)

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・ITセキュリティ責任者がいる企業といない企業では,適切なセキュリティ・ポリシーや手続きの導入状況に最も大きな差が出る。全社的な災害復旧対策,定期的なセキュリティ・リスク分析,セキュリティ監査,セキュリティ状況の追跡などの適切な導入が重要だ

・バンキングおよびヘルスケア・サービス業界では,セキュリティとプライバシに関する問題として,特に企業の規範遵守と政府の法規が挙げられた

・ほとんどの企業が,1種類以上のセキュリティ技術を導入している。アンチウイルス・ツールなどは,大半の企業がすでに使用しているが,その他の技術は,試験利用中であったり,導入途中であったりさまざまだ。また,業界によっても,導入状況は異なる

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