米Time Warnerが米国時間7月28日に,2004年第2四半期の決算を発表した。売上高は108億8800万ドルで,前年同期の99億2200万ドルと比べ10%の増収となった。Filmed Entertainment事業とNetworks and Cable事業が2ケタ台の成長率で増収をけん引した。純利益は7億7700万ドル(1株当たり利益は17セント)で,前年同期の10億6400万ドル(同23セント)から減少した。

 営業利益は前年同期比47%増の18億ドル。また償却費用を除いた営業利益は,前年同期比30%増の26億ドルとなった。

 当期は,全事業において成長がみられた。主な事業別の売上高は次の通り。

・AOL:21億7700万ドル(前年同期は21億3200万ドル)
・Cable:21億1600万ドル(同19億2300万ドル)
・Filmed Entertainment:30億9100万ドル(同27億5700万ドル)
・Networks:23億7800万ドル(同21億5500万ドル)
・Publishing:14億7100万ドル(同14億2100万ドル)

 AOL事業は,有料検索の伸びに支えられ広告収入が前年同期比23%増加した。一方,会員による収入はほぼ横ばいだった。2004年6月30日時点における米国のAOLサービス会員数は2340万人で,当期に66万8000人減少した。減少した会員数には,試用期間を終えた会員などが含まれる。欧州のAOLサービスの会員数は630万人で,当期中に8万8000人減少した。

 また,同社は2004年通期の見通しも明らかにした。償却費用を除いた調整後の営業利益は2003年通期の87億ドルから,約10~14%成長する見込み。Filmed Entertainment事業をのぞく全ての事業において,償却費用を除いた調整後の営業利益の成長率が前年を上回る見通し。AOL事業は,償却費用を除いた調整後の営業利益が,2003年の15億ドルから約13~16%成長し,約10億ドルのフリー・キャッシュ・フローを創出する見込みである。 

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