米IBMは,Webベースのビジネス・アプリケーションのパフォーマンスの監視/管理用ソフトを手がける米Cyaneaを買収することで合意した。IBM社が米国時間7月29日に発表した。買収金額は明らかにしていない。

 手続きが完了した後に,Cyanea社の業務はIBM社のTivoliシステム管理ソフトウエア事業に統合され,Tivoliブランド下の製品ラインアップが拡張される予定。Cyanea社の製品は直ちにIBM社から提供される。

 Cyanea社のソフトはJava,CICS,IMSで書かれたビジネス・アプリケーションに対応。メインフレームや分散型コンピューティング環境において,高速化とダウンタイム削減の目的で使われる。

 同社の技術は,レスポンスに影響を与える前に問題点を診断して解消するように設計されている。また,長時間にわたりアプリケーションのパフォーマンスを追跡して,企業がより計画的にIT関連の購買,導入を行なうのを支援する。

 「アプリケーションのライフサイクルを通じて共通のアーキテクチャ上でアプリケーションを管理することは,オンデマンド・ビジネスにおいて重要な必須要件となっている。そのため,Cyanea社と同社のライフサイクル管理技術の追加は,顧客にとって重要なステップとなる」(IBM社Application & Integration Middleware部門ジェネラル・マネジャーのRobert LeBlanc氏)

 IBM社は,2002年以来Cyanea社のソフトウエアをWebSphereブランドの一部として再販している。また,IBM社はCyanea社に資金投資を行なっており,設立時に11%の株を所有していた。

 ちなみに,同社は,4月に企業インフラの開発/導入/管理を支援するソリューションを手がける米Candle,7月14日にはデータ分析ソフトを手がける非公開企業の米Alphabloを買収することを発表している。

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