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 スウェーデンのMySQLは,データベース・ソフトウエア「MySQL」を米IBMのPOWER5プロセサ用Linuxに対応させたと米国時間8月3日に発表した。これにより,「IBM eServer p5」「同i5」「同BladeCenter JS20」など全eServerプラットフォームで,POWER5プロセサとLinux,MySQLの組み合わせが利用可能となる。

 「IBM社は大規模エンタプライズ市場の主役であり,同市場ではMySQLの導入が急速に進んでいる。企業向けアプリケーションには,企業が競争力を維持するため高い性能と低い総所有コスト(TCO)が欠かせない。POWERプロセサ対応MySQLは,こうしたアプリケーションを動作させるのに十分な能力を持っている」(MySQL社マーケティング担当副社長のZack Urlocker氏)

 POWER5プロセサは,64ビット・アプリケーション対応のPower5アーキテクチャを採用。1台のサーバーで複数のOSを動作させる論理パーティショニング機能を持ち,32ビットおよび64ビット環境の共有などが可能。SUSE LINUX Enterprise,Red Hat Enterprise Linuxなど複数のLinuxディストリビューションに対応している。

 Power5アーキテクチャに対応したことで,MySQLは「IBM eServer xSeries」「同zSeries」製品系列の各種サーバー,さまざまな32ビット/64ビットプロセサ,Windows,AIXなどのUnix,主要Linuxディストリビューションで利用可能となった。

 MySQLは,2つのライセンス形態のどちらかを選択できる「デュアル・ライセンス」で提供する。1つは,GNU General Public License(GPL)に従いオープンソース・プロジェクトが無料で利用できるもの。もう1つは,ソフトウエア・ベンダーやその他の商用MySQL顧客向けの商用ライセンス。POWERプロセサ用のLinux対応MySQLは,MySQL社のWebサイトでダウンロードできる。

 またMySQL社は同日,企業向けの技術サポート・サービス「MySQL Premier Support」についても明らかにした。「Platinum」「Gold」「Silver」という3種類のメニューを用意し,ハイ・エンドのMySQL顧客に365日24時間の問い合わせ/問題解決サービスを提供する。料金は年額2万5000ドルから。

 さらに,米MontaVista Softwareのキャリア向けLinux「MontaVista Linux Carrier Grade Edition(CGE)」用のMySQLを販売推進するため,MySQL社とMontaVista社は検証作業を強化し,マーケティング/販売活動で協力する。両社は,組み込み市場向けLinux「MontaVista Linux Professional Edition」用のMySQLについても,同様の活動を展開する。

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[発表資料(POWERプロセサ対応)]
[発表資料(MySQL Premier Support)]
[発表資料(MontaVista社との協力)]