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 米IBMは,コンテンツ管理ソフトウエア・ベンダーの米Veneticaを買収することで両社が最終合意に至ったことを米国時間8月26日に発表した。取引は2004年第4四半期に完了する予定。買収金額などの詳細は明らかにしていない。

 Venetica社はノースカロライナ州シャーロットに拠点を置く未公開企業。同社の企業向けコンテンツ統合ソフトウエアは,ドキュメント,静止画像,デジタル・メディア,Webページなどの構造化していない情報を利用できるようにし,既存のビジネス・プロセスへの統合を可能にする。

 IBM社は,Venetica社買収により,オンデマンド戦略にとって重要な情報統合分野で地位を固めたい考えだ。業界アナリストによれば,ビジネス・インテグレーション・ソフトウエア市場は2006年に100億ドル規模を超える見込みだという。現在,構造化されていないビジネス情報は85%にのぼるため,米Forrester Researchの推定では,顧客企業の75%が複数ベンダーによるコンテンツ・ソースの管理および統合という課題に直面している。

 IBM社はVenetica社の技術を「DB2 Information Integrator」に組み込み,「最も包括的な情報統合インフラを提供する」(IBM社)。また,Venetica社のソフトウエアを,IBM社製だけでなく,米EMC/Documentum,米FileNet,カナダのHummingbird,米Interwoven,カナダのOpen Text,米Stellentなどの他社製品にも対応させる。

 買収取引が完了したのち,IBM社はVenetica社の資産と従業員をIBM社Information Managementソフトウエア事業Information Integration部門に移管し,Venetica社の製品はIBM社およびIBM社のパートナ企業を通じて提供する。

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