米QRSは,米JDA Software Groupとの合併計画を白紙撤回し,米Inovis Internationalと合併することで最終合意に至った。QRS社が米国時間9月3日に明らかにしたもの。

 QRS社とJDA社は2004年6月17日に,JDA社がQRS社を買収することで合意に達したことを発表していた。JDA社は,QRS社の株式1株に対してJDA社の普通株0.50株を支払う予定(総額で約1億ドル相当)だった。QRS社は9月2日付けでこの計画を破棄し,解約手数料としてJDA社に375万ドルを支払う。

 Inovis社は,QRS社の株式1株につき7ドルを現金で支払う。買収総額は約1億1600万ドルとなる。取引は2004年第4四半期に完了する予定。QRS社の取締役員および執行管理者はすでに合併を承認しているが,株主の賛同を得る必要がある。

 QRS社によると,同社はJDA社との合併計画を発表したのち,5社から買収提案を受けた。同社役員会は各社と協議することを決め,交渉を行い,「JDA社よりもInovis社の条件が当社の株主にとって好ましいと判断した」( QRS社)。

 QRS社は,商取引および製品情報管理ネットワークを手がける企業。9800社以上にのぼる小売/製造業界の顧客に,世界規模のデータ同期化,ポリシー準拠,トランザクション管理といった電子商取引ソリューションを提供している。

 一方Inovis社は,企業間電子商取引のソフトウエアおよびマネージド・サービスを手がけ,1万7000社以上の顧客を抱えている。

◎関連記事
米JDA,小売業界向け製品情報管理ネットワークの米QRSを買収
蘭Philipsと米Checkpoint,小売り販売業界のICタグ導入支援で提携
米Intelと欧州の小売大手4社,EPCやRFIDの普及促進に向けたワーキング・グループを設立
「米Wal-Martの無線ICタグ導入で,初年度のサプライヤ費用負担は約900万ドル」,と米Forrester
「2004年の米国オンライン小売り市場は前年比24%増,2008年まで年平均17%で成長」,米調査より
米Microsoft,小売り販売業界の次世代技術導入を支援する取り組み「SRI」を発表
米Oracle,電子商取引ソフトの新版「E-Business Suite 11i.10」を発表

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]