米Apple Computerは米国時間9月29日,プロ向け音楽作成ソフトウエアの新版「Logic Pro 7」と,学生や教育関係者および音楽愛好家向けに機能を限定した「Logic Express 7」を発表した。Logic Pro 7は直ちに利用可能で,価格は999ドル。Logic Express 7は10月にリリース予定で,価格は299ドル。

 Logic Pro 7では,振動する弦やバーの特徴をシミュレートできる「Sculpture」と,さまざまな合成を使う強力なドラムマシン「UltraBeat」をソフトウエア楽器に追加。11種類のギター・アンプの音を再現可能なギター・アンプ・シミュレータ「Guitar Amp Pro」や,ポスト・プロダクション向けの「Linear Phase EQ」といった各種プラグインも用意する。

 また,楽曲テンプレート,チャンネル・ストリップの保存と呼び出し,プロフェッショナル・シャッフル,自動クロスフェード編集モードといった機能を強化し,作業効率の向上を図った。分散型オーディオ処理技術を採用しており,複数台の「Macintosh」を使用してDSP能力を拡張できる。Apple社のオーディオ形式である「Apple Loops」をサポートする。

 Logic Pro 7とLogic Express 7は,いずれの製品も,同社の音楽作成ソフトウエア「GarageBand」との連係が可能。

 同社Applications Marketing部門担当副社長のRob Schoeben氏は,「ビギナーからプロまで,さまざまなユーザー層の需要に応えられる音楽制作ソフトウエアを用意した」と説明する。「Logic Pro 7は,業界で最も先進的な機能を備えており,プロの音楽制作を新たな次元へと引き上げる」(同氏)

 Apple社はまた,GarageBand向けに2種類の「Jam Pack」を同日発表した。Jam Packは,音楽制作を簡易化するループとソフトウエア楽器のセット。「Jam Pack 2: Remix Tools」は,ダンス,ヒップ・ホップ,エレクトロニカといったトラックの制作に利用できる。「Jam Pack 3: Rhythm Section」では,さまざまなバック・バンドを用意し,ロックやカントリー・ミュージックなどの音楽制作を支援する。価格はいずれも99ドル。

 「作曲家や作曲家を目指すユーザーは,2種類の新しいJam Packによって,自分の好みを追求した音作りに専念できる」(Schoeben氏)

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