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 米AMR Researchは米国時間9月30日に,製造企業のアウトソーシングに関する調査結果を発表した。それによると,2005年における製造企業のアウトソーシング支出は9.3%増加する見込みだ。

 調査は,製造企業600社以上を対象に実施したもの。製造企業の幹部は,アウトソーシングを積極的に進めてコスト抑制を強化し,その分を戦略的投資に当て,顧客の需要に応える体制を整えたいと考えている。

 AMR Research社シニア・リサーチ・アナリストのFenella Scott氏は「アウトソーシングはマイナス・イメージが付いて回るが,製造企業はコスト節約の効果を期待している」と説明する。「企業が競争力を保つには,コスト抑制とアウトソーシング戦略を強化し,純利益に直接影響する新技術に投資する必要がある」(同氏)

 このコスト抑制戦略は,製造企業の2005年のIT計画にも大きな影響を与えるという。「たとえば,既存のシステムを統合して運用費を削減する可能性がある。さらに,中核事業以外のIT領域において,外部からのITサービスが重要な役目を果たすことになるだろう」(AMR Research社)

 製造企業のアウトソーシングに関するその他の主な調査結果は以下の通り。

・現在は,IT業務の25%をアウトソーシングしている
・アウトソーシング支出については,「増やす予定」が53%,「減らす予定」が5%
・オフショア・アウトソーシングの成長率は,アウトソーシング全体の成長率の2倍
・アウトソーシングで節約した費用の60~80%を,IT関連のプロジェクトやIT以外のプロジェクトに回す

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