富士通の米国法人Fujitsu Computer Systems社が,Intel Extended Memory 64 Technology(EM64T)対応Xeonプロセサ(開発コード名はNocona)を2個搭載可能な「PRIMERGY」製品系列の新型サーバー4モデルを,米国時間10月6日に発表した。タワー型の「PRIMERGY TX200 S2」「同TX300 S2」と,ラック・マウント型の「同RX200 S2」「同RX300 S2」である。既に出荷を開始している。価格は2219ドルから。

 新型サーバーは,空気の流れを増やすよう航空工学を応用してきょう体などを設計し直した「Cool-Safe」と呼ぶ新たな冷却システムを導入。さらに,ファンの大型化や独立した空気の通り道を設けて気流を改善し,「冷却特性を向上させた」(Fujitsu Computer Systems社)。

 きょう体内の空間利用効率が上がった結果,メンテナンスが行いやすくなったという。ハード・ディスク装置(HDD),メモリー,電源,PCI-Xスロット,冷却ファンをホット・プラグ対応とし,RAID 1やLANの冗長化したことで,連続運用が可能になると同時にアプリケーションの信頼性も高まる。

 遠隔設定/管理を行う「PRIMERGY ServerView Suite」が付属しており,障害発生時や,遠隔地のサイトで重要なITシステムを運用する際のコストが減らせる。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,各モデルの主な仕様などは以下の通り。

・タワー型:
 TX200 S2は,最大12GバイトのDDR1メモリーを搭載でき,利用可能なプロセサの動作周波数は2.8~3.4GHz。TX300 S2は最大16GバイトのDDR2メモリーに対応しており,プロセサは3.2~3.6GHz

・ラック・マウント型:
 メモリーは最大16Gバイト,プロセサの動作周波数は2.8~3.6GHz。価格は2602ドルから。RX200 S2は1Uタイプ(高さ4.4cm)で,2台のUltra320 SCSI HDDを搭載可能。RX300 S2は2Uタイプ(高さ8.9cm)で,HDDを4台内蔵できる

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