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 フィンランドのNokiaは現地時間10月14日に,2004年第3四半期の決算を発表した。売上高は69億3900万ユーロ(約86億ドル)で,前年同期の68億7400万ユーロ(約85億2000万ドル)と比べ1%の微増。純利益は6億6000万ユーロ(約8億1800万ドル)で前年同期の8億2300万ユーロ(約10億2000万ドル)から20%の減益となった。希薄化後の1株当たり利益は0.14ユーロ(約17セント)で,前年同期の0.17ユーロ(約21セント)から18%減少した。

 営業利益は9億2800万ユーロで,前年同期の11億5400万ユーロから20%減少。営業利益率は13.4%で,前年同期の16.8%から縮小した。

 ちなみに同社は,9月8日に業績見通しの上方修正を発表し,売上高予測を従来の「66億~68億ユーロの範囲」から「68億~69億ユーロの範囲」に引き上げていた。

 部門別でみた場合,Mobile Phones事業の売上高は44億2900万ユーロで前年同期比13%減少。Multimedia事業は9億1400万ユーロで,同94%の急成長を遂げた。Networks事業は同21%増の14億7000万ユーロ。Enterprise Solutions事業は1億7200万ユーロで同52%急増した。

 「携帯電話の世界市場は引き続き大幅に拡大しており,当社の推定によれば,2004年第3四半期の世界携帯電話出荷台数は1億5800万台にのぼった。欧州および北米の買い換え需要と,まだ普及の余地がある中南米などの市場がけん引役となっている」(Nokia社会長兼CEOのJorma Ollila氏)

  当期のNokia社製携帯電話の販売台数は5140万台で,「世界市場の33%を占めると推測する。西欧で大幅な伸びをみせ,中国では優勢を維持した。しかし,米国ではシェアを落とし,中南米は販売が伸びたもののシェアはわずかに縮小した」(同氏)。

 また,同社は第4四半期の見通しについても明らかにした。売上高は84億~86億ユーロの範囲,希薄化後の1株当たり利益は0.16~0.18ユーロと予測する。ちなみに2003年第4四半期の売上高は88億ユーロ,希薄化後の1株当たり利益は0.25ユーロだった。

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