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 台湾のチップ・メーカーであるUnited Microelectronics(UMC)は,2004年第3四半期決算を,現地時間10月27日に発表した。売上高は345億8000万台湾ドル(約10億1800万ドル)で,前期比18.5%増,前年同期比60.5%増。純利益は109億1000万台湾ドル(約3億2100万ドル)で,前期比14.1%減,前年同期比159.7%増となった。1株当たり利益は0.65台湾ドル(EPADS約0.096ドル)。前年同期は0.25台湾ドル(同約0.037ドル)だった。

 営業利益は87億4000万台湾ドルで,前期から15.1%,前年同期からは237.5%成長した。一方,粗利率は33.7%で,前期の34.5%から低下した。UMCでは,「ウエーハの外注コストがかさんだため」と説明している。

 UMCのCEO,Jackson Hu氏は,「当期は,これまでの記録を塗り替える業績を達成できた。8インチ・ウエーハに換算したウエーハ出荷枚数は79万1000枚にのぼったほか,ASP(平均販売価格)が前期比で5%成長し,売上高と営業利益をけん引した。また,需要の増大に合わせて,生産能力をタイミングよく活性化できたことが,好業績につながった」と説明した。

 また,同氏は今後の取り組みについて,次のように述べた。「当社の大手顧客に関しては,90nm(ナノメータ)から65nm製造技術への移行に取り組んでおり,2006年初めに量産開始を予定している」(同氏)

 なお同社は2004年第4四半期に関して,次のように予測している。

・ウエーハのASPは前期比で横ばい
・ウエーハの出荷量は前期比で15~17%減少
・生産設備の稼働率は約70%
・営業利益率は前期比で10ポイント減少
・季節的パターンによって,パソコン分野への売り上げが伸びる見通し。通信分野と消費者分野がそれに続く
・2005年の設備投資は10億~20億ドルの範囲

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