Personal Internet Communicator
 米AMDが,Windowsベースの低価格インターネット端末「Personal Internet Communicator(PIC)」をインドで現地時間10月28日に発表した。同端末は,「2015年までに全世界の50%の人々にインターネット接続環境を提供する」という同社の「50x15」戦略を構成する製品という。

 AMD社によると,現在のインターネット普及率は10%程度で,全世界の人口は2015年に72億人に達するという。「世界中にいる数十億人の人々をデジタル化するために,50x15戦略には大きな可能性がある」(同社)

 PICは,インターネット接続機能と,Webブラウザ,電子メール,ワープロや表計算,画像/マルチメディア・ファイル/標準的な各種文書の表示といった基本的な機能を備える端末。同社は世界各地の通信会社や,政府主導の取り組みを通じ,PICを展開していく。価格は現地の取り扱いサービス・プロバイダによって異なる。標準価格は,キーボード,マウス,プリインストールのソフトウエア付きで185ドル,モニター付属で249ドルと見込む。

 現在のところ,インドのTATA Group,メキシコのCRC,カリブのCable and WirelessがPICの提供計画を表明している。TATA社は,まずインドの5都市で消費者向けに販売を行う。CRC社はメキシコ国内の販売業者と提携し,教育用ソフトウエア・スイートを同梱して販売する。Cable and Wireless社は,カリブ全域で災害普及活動向けにPICを提供する予定。

 なお,PICの開発/製造には,米Microsoft,米Solectron,米Seagate Technology,韓国のSamsung Electronics,米Macromediaが協力した。

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