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 米Microsoftは引き続きセキュリティ強化に取り組む姿勢を改めて示した。スペインのバルセロナで開催中の「RSA Conference Europe 2004」で,同社Security Business & Technology部門コーポレート・バイス・プレジデントのRich Kaplan氏が,現地時間11月4日に基調講演を行ったもの。同氏は,これまでの取り組みを説明すると同時に,アクセス管理ソフトウエア「Windows Rights Management Services(RMS)」の「Service Pack 1(SP1)」ベータ版などについて明らかにした。

 同氏は,「家庭ユーザーと職場ユーザーはともに,悪意のある脅威の危険性を最小限に食い止める助けが必要だと訴えている。当社は,世界のITコミュニティに対し,一致団結してこの課題に取り組むことを呼びかける」と述べた。「すでに顧客が最も懸念している問題の一部は解決に向かっているが,今後も当社は,増大するセキュリティの課題に焦点を当て,世界中の業界パートナと手を組んで,『Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)』戦略の一環として,パソコンやネットワークのセキュリティ強化を目指す」(同氏)

 Windows RMS SP1は,低価格の企業向けアクセス管理技術を提供する。スマート・カードと組み合わせることでRMS保護機能の向上を実現できるほか,「Active Directory」のグループ分けをベースにしたアクセス権の有効化ができるため,より効率的なグループ管理が行えるようになる。

 SP1は2005年前半に利用可能とする予定。ベータ版の詳細についてはrmssp1qa@microsoft.comへ電子メールで問い合わせる必要がある。

 またMicrosoft社は,「Internet Security and Acceleration Server(ISA Server)2004」向けのパートナ検証プログラム「ISA Server 2004 Validation Program」を発表した。米VeriTestと提携し,参加ISVの製品について品質やISA Server 2004との相互操作性を検証する。

 そのほか,Microsoft社は,毎月セキュリティ情報を顧客に提供する「Security Bulletin Advanced Notification」プログラムを実施する。11月より,同社Webサイトに,セキュリティ関連の速報,影響を受ける可能性のある製品の概要などについて掲載する。12月から,登録ユーザー向けに電子メール形式の情報配信も行う。

 ちなみにMicrosoft社によると,同社は過去1年間に世界で54万人以上のIT専門家や開発者にセキュリティ・トレーニングを提供したという。欧州では17万人以上が,同社のウェブキャストやイベントのトレーニングに参加した。

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