米Time Warnerは,2004年第3四半期(7~9月期)の業績を米国時間11月3日に発表した。同期の純利益は,前年同期の5億4100万ドルから7.8%減の4億9900万ドルとなった。1株あたりの利益は,前年同期の12セントに対し同期は11セントだった。売上高は,前年同期の95億ドルから5%増の99億6000万ドルを記録した。

 同社は,同期における純利益の減少を傘下のインターネット部門America Online(AOL)の会計問題に関する法定準備金として5億ドルを計上したため,と説明している。同社は,現在,この問題に関して米証券取引委員会(SEC)と司法省(DOJ)の調査を受けている

 同日,同社はAOLの欧州部門であるAOL Europeにおける2000~2001年の決算を修正する方針を明らかにした。同社によれば,その結果が2002年分の決算報告にも影響を与える可能性があるという。

 事業別にみると,AOL,Cable,Publishing部門において純利益が2桁台の増加を達成した。Networks部門もわずかながら5%増加した。Filmed Entertainment部門はわずかに減収となった。

 同社の会長兼CEOのDick Parsons氏は,「同期は,売上高が前年同期から5%増加し,償却費用を除いた調整後の営業利益は9%増加した。特に広告の売上高が過去最高を記録したことを喜ばしく思う。われわれは,ふたたび通年の業績目標を達成できると確信している」とコメントしている。

 同社は2004年通期の見通しとして,償却費用を除いた調整後の営業利益は2003年通期の87億ドルから,約10~14%の増加。Filmed Entertainment事業をのぞく全ての事業において,償却費用を除いた調整後の営業利益の成長率が前年を上回ることを見込んでいる。
AOL事業においては,償却費用を除いた調整後の営業利益が,2003年の15億ドルから約13~16%成長し,約10億ドルのフリー・キャッシュ・フローを創出すると予測している。 

◎関連記事
米Time Warnerの2004年Q2決算は前年同期比10%増収,AOL事業は広告収入が増加
米Microsoft,米Yahoo!,米AOL,米EarthLinkが7件のCAN-SPAM法違反訴訟
EUが,米Microsoftと米Time WarnerによるContentGuardの共同買収を本格的に調査
米AOL,米Microsoftのスパム対策仕様「Sender ID」の新版サポートを表明

発表資料へ(PDF形式)