米PeopleSoftの敵対的買収を図る米Oracleは,株式の公開買付期限を目前に控え,PeopleSoft社株主に対して公開買付の受け入れを促す書簡を送った。Oracle社が米国時間11月18日に明らかにしたもの。

 Oracle社は11月1日に,「最善にして最終」(Oracle社)として,1株あたり24ドル(買収総額は約88億ドル)の買付価格を提示し,買付期限を11月19日24時に延長した。

 なおPeopleSoft社役員会は,株主に対してOracle社の公開買付に応じないよう勧告することを満場一致で可決している。「財務および法務顧問とともに,Oracle社の提案を慎重に検討したが,提示額は不十分で,PeopleSoft社の真の価値を反映していないと判断した」(PeopleSoft社役員会)

 今回,Oracle社がPeopleSoft社株主宛に送付した書簡の主な内容は以下の通り。

 PeopleSoft社株主の皆様,公開買付を受け入れるべきか決断するときが来ました。

 すべてのPeopleSoft社発行済み株式1株につき24ドル支払うという当社の最善かつ最終条件は,東部時間11月19日24時に期限を向かえます。この提示額は,当社が公開買付を開始した当時のPeopleSoft社株価より60%高く,過去52週間の最高値を上回る金額です。

 もし,(期日までに)株式の過半数である約1億8800万株を取得できなかった場合,当社は買収計画を撤回します。もし取得できた場合は,PeopleSoft社が行っている最後の制約(=ポイズン・ピル)を解除するようPeopleSoft社役員会あるいは裁判所に申し立てる意向です。

 --中略--

 当社は,迅速に取引を完了することを望んでいます。決定は,皆様の手にゆだねられています。

 Oracle社役員会会長 Jeffrey Henley

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