フィンランドのNokiaは,無線ICタグ(RFID)技術を使ってオフィスと現場でリアルタイムに情報をやり取りできるシステム「Nokia Field Force Solution」を現地時間12月20日に発表した。

 同ソリューションは,J2EEベースのソフトウエア「Nokia Local Interactions Server」とクライアント・ソフトウエアで構成される。同社が先ごろ発表した携帯電話機向けのモバイルRFIDキット「Nokia Mobile RFID kit」,「Nokia NFC shell」とRFIDタグと連携して機能するもの。

 Nokia Field Force Solutionは,セキュリティ,サービス,ユーティリティ,医療,政府機関といった業界部門向けに設計されている。修理,メインテナンス,資産管理,メーター読み取り,作業完了報告といった用途を想定している。

 同製品は,クライアント・ソフトウエア「Nokia Local Interactions Server」と企業の既存のタスク管理,情報データベースといったバックオフィス・システム間においてリアルタイムで,双方向のやり取りを可能にする。現場からロケーション,作業時間,作業状況といった情報をオフィスに送ったり,オフィスからのサービスに関する指示,作業の割り当てといった関する情報を受け取ることが可能だという。

 現場のメーターなどに取り付けたRFIDタグに,RFID対応のNokia携帯電話機で触れるだけで情報の交換が開始される。データは,テキスト・メッセージまたはGPRSデータの形式で送信され,Nokia Local Interactions Serverと企業のシステム間でリアルタイムに情報が交換される。

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