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 米comScore Networksは,2004年ホリデー・シーズンと通年のオンライン・ショッピングの調査結果を米国時間1月10日に発表した。同年ホリデー・シーズンにおける米国Webサイトのオンライン支出(旅行関連を除く)は,前年から29%増加し,23~26%成長という同社の見通しを上回った。11月~12月期におけるオンラインの旅行関連支出は78億ドルだった。通年のオンライン支出は26%増の1170億ドルで過去最高レベルを記録した。

■消費者のオンライン支出(単位:10億ドル)

                                 2003年       2004年         成長率
ホリデー・シーズン(11月~12月)
旅行以外(小売り)               $12.3           $15.8          29%
旅行                             $6.0            $7.8           28%
合計                             $18.3           $23.6          28%

通年
旅行以外(小売り)              $52.9           $66.5           26%
旅行                            $40.4           $50.9           26%
合計                            $93.2          $117.4           26%

注記:旅行関連,オークション,企業による大量購入を除く
出典:comScore Networks社

 comScore Networks社業界分析部門副社長のDan Hess氏は「幅広いオンライン・ショップで良好なシーズンとなったのは明らかだが,複数チャネルを持つ小売り業者にとっては特に好調なシーズンとなった。米国の多くの大手小売り業者は,同シーズンに特別な配送オプションを用意したり,サイトの大幅な再設計,クロスチャネルの効果的なプロモーションなどの戦略で対応策をとった」とコメントしている。

 大手小売り業者のトップ15社のうち,Home Depot,Neiman Marcus,Wal-Martを含む6社はオンラインとオフラインの店舗を持っている。ビデオ・レンタルのBlockbuster社は,DVD配達サービスを開始してからトラフィックが前年の4倍に増加した。携帯電話とサービス関連のサイトLetsTalk.com,AttWireless.com,T-Mobile.comでは,トラフィックが前年から80%以上の伸びを見せた。

 ホリデー・シーズンのショッピングは,12月中旬までの伸びは23%だった。同月最後の2週間でそれぞれ週ごとの成長が57%,53%と大きく伸びた。最終的な追い込みにより,ホリデー・シーズンの売り上げが予測を上回ったという。

 同社は,売り上げをけん引した要因として,オンラインで購入した製品を配送以外に,販売店で受け取れるオプションによりクリスマス前日でも購入できるオプションが与えられたことや,大手小売店において標準のシッピングでクリスマス前日までに配送するように改善されたことなどを挙げている。

 その他にも,オンラインとオフラインの両方でギフト・カードが人気のギフトとなったことが明らかになった。ギフト・カードは電子メールで即座に送ることができるため,クリスマスの週に特に人気が高かった。また,オフライン店舗は,米AppleのiPodなどの人気ギフトの在庫不足が報告されたため,オンラインでの購入が増加したという。

 同社の調査により,ブロードバンド接続をする消費者はダイヤルアップの消費者よりもオンラインの購入が多い傾向があることが明らかになった。その結果,同年のホリデー・シーズンは,前年と比べて家庭からのオンライン・ショッピングが職場からよりも大幅に多くなったことも明らかになった。

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