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 カナダのNortel Networksは,遅れていた2003会計年度の決算修正が完了したことを現地時間1月11日に発表した。同社は,不正会計問題により米国とカナダの会計基準に従って修正作業を進めていた。同年の決算は,2001~2002年度の決算修正と先ごろ発表された2003年決算を反映している。

 同日,同社は,12人の上級幹部が誤った業績をもとに2003年に与えられていた賞与860万ドルを自主的に返還することで合意したことも明らかにした。同社によれば,これら幹部は会計スキャンダルに直接関わってはいないという。

 また,役員会の会長を務めるL.R. Wilson氏を含む5名の役員が任期を終えて解任される。同役員会は,U S WEST社の会長兼CEOを務めたRichard McCormick氏とHughes Electronicsの会長を務めたHarry Pearce氏を新たに役員として指名した。

 2003年における修正後の純利益は4億3400万ドルで,修正前の7億3200万ドルのおよそ40%減となった。1株あたりの利益は17セントと報告されていたが,修正により10セントとなった。売上高は98億1000万ドルと報告されていたが,102億ドルに修正された。

 同社社長兼CEOのBill Owens氏は,2005年の業績の見通しを明らかにした。同氏は,同年の売上高が2004年を上回ると予測している。経費は35%縮小されるという。

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