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 ドイツのSAPは,中小企業向け業務用ソフトウエア「SAP Business One」の新版を35カ国以上で提供開始した。SAP社が現地時間1月12日に明らかにしたもの。資材所要量計画(MRP:Material Requirements Planning)機能を組み込んだほか,顧客関係管理(CRM:Customer Relationship Management)機能も統合している。

 またSAP社は,ノルウェーのソフトウエア会社iLytix Systemsを買収したことも発表した。SAP社はiLytix社の技術をベースに,SAP Business One用のMicrosoft Excel対応レポーティング/ビジネス・インテリジェンス(BI)機能「XL Reporter」を開発する。なお,iLytix社の買収金額など詳しい取引条件については伝えていない。

 SAP Business Oneを使用すると,中小企業は単一のソフトウエアで重要な業務を管理できるという。Microsoft ExcelおよびMicrosoft Outlookとの連携が可能で,報告書作成,重要なデータへのアクセス,イベント管理をリアルタイムに行える。

 XL Reporterは,SAP Business OneのデータをMicrosoft Excelで利用可能な状態に変換するツール。その際,データのエクスポートや形式変更を行わずに済む。

 SAP Business Oneの新版は既に利用可能。標準のメンテナンス契約を結んでいる既存顧客は,無料でアップグレードできる。XL Reporterは,2005年第1四半期中に提供開始する。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,SAP社はiLytix社の買収を2004年第4四半期に完了させ,組織の統合を進めているという。iLytix社の設立は2000年。従業員数は約10人。

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