PR

 米BellSouthは,電話を使った詐欺行為に消費者が騙されないように勧告を米国時間1月17日発した。「自動転送詐欺」または「*72詐欺」として知られる詐欺行為が米ノースカロライナ州で再発しているという。

 この詐欺の手口は,被害者の良心と電話の自動転送機能を利用して,電話の通話料が被害者の口座に課金されるようにするもの。手口は次の通り。

 被害者が知らない人から電話を受信する。間違い電話を装った犯人は,間違いを謝罪したうえで,困難な状況にあり,緊急に親,または子供に連絡をとる必要があると説明する。最新の手口では,犯人が警察官を装って電話をかけ,被害者の友人が交通事故で負傷したため別の警察官に電話をして話をしてもらう必要がある,とするものもある。最初にかかってくる電話は,直接かけられるものもあるが,コレクト・コールでかけられることもあるという。

 犯人は,被害者に電話番号の後に「*72」または「72#」をダイヤルするように指示する。

 72と72#は,通話の自動転送機能を開始させるコード。電話番号の後にこれらのコードをダイヤルすると,外からかかってきたすべての電話が別の番号に転送される。転送先の回線では,犯人はすべてのコレクト・コールと第3者からの電話を受信することができるようになる。被害者宛ににかかってきた電話には,番号が間違っていると告げられる。

 このようにして,被害者はすべての通話に対する料金を支払うことになる。この自動転送機能により,通常はコレクト・コールを受信できない携帯電話でもコレクト・コールの受信許可ができるようになる。

 被害に遭っている期間中は,電話の受信はできないが,電話をかけることはできるため,数日間気がつかない可能性があるという。

 BellSouth社によれば,被害を防ぐために,自分の意思で,通話を転送させたいとき以外に,*72によって自動転送機能を開始させてはいけない。また,コレクト・コールの受信をすべて拒否するべきである。詐欺に遭った場合には,ただにち「*73」にダイヤルして自動転送機能をキャンセルして,警察と電話会社に通報することを勧めている。

◎関連記事
津波被災者への募金を呼びかける詐欺メールやサイトに注意
「開発者の不注意とテスト不足がオンライン詐欺を生む」――英Netcraft
「2004年のオンライン詐欺被害額は前年比37%増の26億ドル」,米調査より
「フィッシングと異なる新たな手法の詐欺サイトが増加中」,米調査
「迷惑メール」や「オレオレ詐欺」はなぜ起こる?,NTTドコモが専門研究所を設立

発表資料へ