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 ドイツのSAPは現地時間1月19日に,米PeopleSoftおよび米J. D. Edwardsのソフトウエアを利用している企業に包括的なサービスを提供するプログラム「safe passage program」を発表した。

 「米OracleがPeopleSoft社を買収したことでユーザーのあいだではサポートに関する懸念が高まっているが,当社は顧客のこうした不安を解消し,次世代のビジネス・ソフトウエアを展開するための明確なロードマップを提供する」(SAP社)

 SAP社は,同プログラムの提供にあたり,企業向けサポート・プロバイダの米TomorrowNowを買収したことも明らかにした。TomorrowNow社は,テキサス州ブライアンに拠点を置き,PeopleSoft社およびJ. D. Edwards社製品を導入している企業向けに保守およびサポート・サービスを提供している。なお,買収金額などの詳細は明らかにしていない。

 safe passage programでは,SAP社のアプリケーション統合プラットフォーム「NetWeaver」と,PeopleSoft社およびJ. D. Edwards社製品を連携させるNetWeaver用コネクタを用いて,企業のITインフラ拡張を支援する。TomorrowNow社の保守およびサポート・サービスを組み合わせる。

 当初は,「mySAP ERP」「同Business Suite」をライセンス購入している企業を対象とする。「顧客は,自社の状況に合わせて,ソフトウエアの保守や移行などの計画を立てることができる」(SAP社)

 SAP社米国事業のSAP America社で社長兼CEOを務めるBill McDermott氏は,「当社は,信頼のおける長期的な保守サービスを実施するとともに,次世代のビジネス・ソフトウエアに向けた広範なロードマップを提供する。一方ではPeopleSoft社およびJ. D. Edwards社製品への企業の投資を保護し,他方では,システム環境の移行と統合を支援する」と述べた。

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