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 大手サーバー・ベンダーが,オープンソースのグリッド・インフラ構築ソフトウエア「Globus Toolkit」の商用導入促進を図る業界団体「Globus Consortium」を結成した。米Hewlett-Packard(HP),米IBM,米Intel,米Sun Microsystemsが米国時間1月24日に発表したもの。これら4社のSponsor Memberほか,カナダのNortel Networksと米UnivaがContributor Memberとして加わる。

 Globus Consortiumは,参加企業が資金とエンジニアリング能力を持ち寄る。Globus Toolkitに関する技術ロードマップのリソース提供と指導を目的とし,同ツールキットの仕様や要件を定義する。

 技術ロードマップについては,設立メンバーおよびUniva社のIan Foster氏とSteve Tuecke氏が方向性を打ち出す。Foster氏とTuecke氏は,Globus Toolkitの開発に関わった人物で,同コンソーシアムの役員でもある。

 同コンソーシアムの議長にはGreg Nawrocki氏が就任する。同氏はかつて米国エネルギー省傘下のアルゴンヌ国立研究所でGlobus Toolkitベースのアプリケーション・プロジェクトに携わった経験がある。

 なお,同コンソーシアムは,Global Grid Forum(GGF)といった既存のグリッド関連の標準化団体と協力し,企業のグリッド環境実現に向けた標準規格の導入促進に取り組むとしている。

 ちなみに米IDCによると,グリッド・コンピューティングの基盤となる仮想環境ソフトウエアの売上高は2003年から2004年のあいだに25%増加した。「仮想環境ソフトウエアの今後の成長において,オープンな標準規格は重要な役割を果たす」(IDC,システム・ソフトウエア調査部門バイス・プレジデントのDan Kusnetzky氏)

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