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 米IBMは米国時間1月24日に,同社の「POWER5」プロセサを搭載したLinuxサーバー「eServer OpenPower」の低価格モデル「710」を発表した。「より小規模な企業にも,高性能システムを利用する機会を提供する」(IBM社)としている。金融サービス業界のほか,生命科学や行政分野に向ける。

 eServer OpenPower 710はラックマウント型で,動作周波数1.65GHzのPOWER5を搭載する。1ウエイと2ウエイ構成を用意し,ハード・ディスク装置(HDD)の容量は最大32Gバイト。米Novellの「SUSE LINUX Enterprise Server 9」および米Red Hatの「Red Hat Enterprise Linux AS 3」をサポートする。ハイエンド・サーバーで提供している64ビットPower Architecture技術のほか,メインフレームの「Micro-Partitioning」機能をPOWER5向けに調整した技術などを利用する。

 IBM社によると,2ウエイのeServer OpenPower 710を用いた「SPECompM2001」ベンチマーク・テストの性能値は5282(2スレッドで実行)で,「動作周波数2.4GHzの『Opteron 850』を搭載した米Sun Microsystems製『Sun Fire V40z』の性能値である5000(1スレッドで実行)を上回った」という。

 ちなみに同社はPOWER5を4基搭載したLinuxサーバー「eServer OpenPower 720」を2004年9月に発表している。

 eServer OpenPower 710は2005年2月18日に利用可能とする。1Gバイトのメモリーと73GバイトのHDDを内蔵した1ウエイ構成の場合,3年間の保証が付いて3449ドル(OSは含まない)から。

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[発表資料]