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 米In-Statは,無線ブロードバンド規格WiMAX(IEEE802.16-2004)に関して調査した結果を米国時間1月25日に発表した。同社によれば,2008年までに世界においてWiMAX対応機器の売上高は数十億ドルに達するが,その半数以上が顧客宅内機器(CPE:Customer Premise Equipment)からの売り上げになるという。

 同社によれば,WiMAXにより,従来よりも低価格でブロードバンドの配備が可能になる。しかし,WiMAXプロバイダは,ユーザーがさらに通信費用を節約できるように無線ブロードバンド・サービスにVoIPをバンドルする必要があるという。

 同社アナリストのEric Mantion氏は,「米国内では同技術が主流規格の候補になるとは考えられていなかったが,西欧,アジアの一部地域といった北米以外の地域では無線ブロードバンド規格の候補技術は非常に異なっている。これらの地域では,しばしば無線ブロードバンドがインターネット接続の唯一の手段となっているが,この接続はデータ・サービスだけのものではない。世界の多くの地域において,無線ブロードバンドの主な利点は音声サービスの提供によるところが大きい」と説明している。

 その他に明らかにあった主な調査結果は次の通り。

・WiMAXは,現在特定の通信回線を利用している携帯電話ネットワークの基地局などにポイント・ツー・ポイント接続を提供する手段としての利用が見込まれる

・WiMAXベースのネットワークを米国世帯の98%向けに配備した場合のコストは,機器,タワー,その他の補助的なコストを含めて30億ドル程度になると推定される

・VoIPとブロードバンド以外にも,WiMAXは携帯電話のコストを低下させるソリューションに採用されると考えられている

・その他にも国土安全保障,交通安全といった用途でも補助的な役割りを果たすことが期待されている

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