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 米Strategy Analyticsが,米国におけるWi-Fiサービス事業者の業績などに関する調査結果を米国時間1月26日に発表した。それによると,無線サービス事業者は約120億ドルの利益を得られると見込んでいるが,達成は難しいという。

 その要因として,Strategy Analytics社は,米SBC Communications,米AT&T Wireless,米MCIなどの事業者がWi-Fiサービスの拡充と低価格化を進めていると同時に,無料Wi-Fiホットスポットが増えていることを挙げる。

 主な調査結果は以下の通り。

・2005年における1ユーザー当たり平均売上高(ARPU)をこれまで3.40ドルと見込んでいたが,3.20ドルに下げる。2008年のARPUについては10ドルから7.20ドルに下方修正する

・1Mバイトのデータ転送に必要な平均コストの予測値を,2005年については従来の12ドル弱から約6ドルに,2008年については約4ドルから1.50ドルに下げる

・米国の無線サービス業界のEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)が売上高に占める割合の予測値を,2005年は従来の30.5%から30%,2008年は30.5%から26.5%とする

 「米Verizon Wireless,米Cingular Wireless(AT&T Wireless社を買収),(合併する)米Nextel/米Sprintなどによる無線サービス向け投資は,今後4年間で1000億ドルを超えるだろう。しかし競争が激化するので,当初期待したほどの利益は得られない」(Strategy Analytics社社長のHarvey Cohen氏)

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