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 米Eastman Kodakと,デジタル・プリプレス・システムを手がけるカナダCreoは,Kodak社によるCreo社の買収について最終合意に達した。Kodak社が米国時間1月31日に明らかにしたもの。Kodak社はCreo社の希薄化後の発行済み株式をすべて取得する。取得価格は1株当たり16.50ドル。総額約9億8000万ドルを現金で支払う。

 Creo社は,商用印刷向けプリプレス・システムを提供する企業。印刷作業用のワークフロー・ソフトウエアも販売している。30カ国に事業所を設け,顧客数は2万5000社以上という。2004会計年度の売上高は6億3600万ドル,粗利率は40%以上。

 買収手続き完了後,Creo社の事業はKodak社グラフィック・コミュニケーション・グループ(GCG)グラフィックス・ソリューション&サービス部門の傘下に入る。製品と顧客はKodak社が引き継ぐ。

 「グラフィック・コミュニケーションは,デジタル指向の成長戦略を支える3本柱の1つだ。Creo社の買収でこの柱を強化し,当社が2003年9月に発表した買収計画を実質的に完結させる」(Kodak社会長兼CEOのDaniel A. Carp氏)

 買収による業績への影響について同氏は,「2005年の残りの期間はやや収益が低下するが,1株当たり利益は事前予測通り2.60~2.90ドルの範囲になる」とみる。「2006年は,コスト削減と増収の効果で1株当たり利益が少なくとも5セント増える。Creo社の寄与により,約7億ドルの増収を見込む」(同氏)

 またKodak社社長兼COOのAntonio M. Perez氏は,2006年の1株当たり利益を3.00ドルと予測している。

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