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 米Amazon.comは,2004年第4四半期と通年の決算を米国時間2月2日に発表した。第4四半期の売上高は25億4000万ドルで,前年同期の19億5000万ドルに比べ31%の増収。純利益は3億4700万ドル(希薄後の1株当たり利益は82セント)。前年同期の純利益は7300万ドル(同17セント)だった。

 一時的な費用を除いた場合の純利益は3億9400万ドル(同93セント)で,前年同期の1億2500万ドル(同29セント)に比べ3倍以上増加した。

 営業利益は1億6200万ドルで,前年同期は1億3800万ドルから17%増加した。連結営業利益は,前年の1億5300万ドルから16%増の1億7700万ドル(為替の影響を除いた場合は13%増加)だった。

 同社は同日,Amazon.com初の会員プログラムとなる「Amazon Prime」を発表した。会員になると,購入金額に関わらず2日間で商品が届けられるサービスを無制限に無料で利用できるようになる。また,午後6時30分までに注文した商品が翌日届けられるサービスを,1アイテムにつき3ドル99セントで利用できるようになる。年間会費79ドル。1人分の会費で同一世帯に住む家族4人までがAmazon Primeサービスを利用できる。

 通年で見ると,2004年通年の売上高は69億2000万ドルだった。前年の売上高52億6000万ドルに比べると31%増。2億7600万ドルに達する為替の影響を除いた場合,前年からの成長は26%となる。

 純利益は5億8800万ドル(希薄後の1株当たり利益は1ドル39セント)で,前年の3500万ドル(同8セント)に比べおよそ17倍の増収となった。一時的な費用を除いた場合の利益は,前年は2億5600万ドル(同61セント)に対して,同年は2.5倍以上の6億3900万ドル(同1ドル50セント)だった。

 営業利益は,前年2億7100万ドルに対し同年は4億4000万ドルだった。連結営業利益は,前年の3億6100万ドルから36%増の4億9000万ドルだった。為替の影響を除いた場合,前年からの増加は30%となる。

 そのほかの第4四半期および通年の主な業績は以下の通り。

・第4四半期における北米の売上高は前年から22%増の13億9000万ドルに達した。営業利益も前年の1億1400万ドルから12億2000万ドルに増加した

・英国,ドイツ,フランス,日本といった海外事業の売上高は,第4四半期11億5000万ドル(前年同期比43%増)で総売上高の44%を占めた。為替の影響を除いた場合,売上高は33%の成長となる。同期の営業利益は,前年の3900万ドルに対して5500万ドルに増加した

・エレクトロニクスとその他の日常品部門の売上高は53%増の16億9000万ドルに達した。これは総売上高の24%に相当する。サンクスギビングの週には,米国におけるエレクトロニクス製品の売上高が,同社史上初めて書籍を上回った

・英国のAmazon.co.ukが月額7.99ポンドでDVDレンタル・サービスを開始した

・12月26日に発生したスマトラ沖地震による津波被災地救援の募金に対して,最初の2週間で20万人を越えるAmazon.comユーザーが応じた。総額1500万ドル以上を赤十字に寄付した

 また同社は,今後の業績見通しについても明らかにした。それによると,2005年第1四半期の売上高は8億ドル~11億ドル(前年同期比18%~27%増)の範囲になると見込む。2005年通年では,売上高は前年比16~25%増の80億ドル5000万~86億5000万ドルの範囲を予測する。

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