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 XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)のメンバーは,「Universal Description, Discovery and Integration version 3.0.2(UDDI v3.0)」をOASIS標準(OASIS Open Standard)として承認した。OASISが米国時間2月3日に明らかにしたもの。

 UDDIは,Webサービス用のレジストリを構築するためのプロトコル。レジストリに対するアクセスの制御方法や,ほかのレジストリにレコードを送ったり委譲したりする仕組みも定義している。旧仕様ではデータのやり取りに専用の手段を利用していたが,version 3.0.2はオープンな標準技術を採用し,「幅広い相互接続性のある通信を可能とした」(OASIS)

 さまざまなインフラに対応するというサービス指向アーキテクチャ(SOA)を重視し,複数のレジストリを連携させる機能を追加した。各種UDDIレジストリ間の関係を定義する手段も提供する。デジタル署名対応により,データ保全性を高めた。

 検索機能を拡張し,これまで複数回の問い合わせが必要だった処理を1回で済ませられるようにした。1つのクエリ内に複数の“サブ・クエリ”を入れることが可能となり,検索結果の絞り込みが効率よく行えるという。

 さらにOASISはUDDI v3.0の公開に合わせ,ビジネス・プロセス仕様Web Service Business Process Execution Language(WSBPEL)とUDDIを組み合わせて使用する方法と,UDDIクライアントでXML用Java APIのJava API for XML-based RPC(JAX-RPC)を使う方法について,技術ノートの提供を開始した。

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