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 XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)は,同団体の知的所有権(IRP)に関するポリシーの改定を米国時間2月8日に発表した。ポリシーの改定は,オープン・スタンダードによる開発の強化を目的としたもの。OASISは,メンバー向けに3つのIPRモデルを用意した。

 改定により,新しく提供されるIPRモデルは,妥当かつ非差別的に知的所有権を主張する有償ライセン「RAND(Reasonable And Non-Discriminatory)」,同じ条件のもとにロイヤリティがいらない「RF on RAND Terms」,限定的にロイヤリティ・フリーの「RF on Limited Terms」の3つ。

 新しいポリシーのRANDモデルは,特許保有者が提供する義務のある最小限の条件を定義しており,その他の条件は特許保有者とライセンスを求める実装者との間で交渉することになる。

 RF on RAND Termsのモデルでは,RANDモデルと同じように提供義務のある最小限の条件が定義されるが,特許保有者がライセンスに対する料金やロイヤルティを求めることができない。RF on Limited Termsでは,ロイヤルティ・フリーのライセンシング諸条件が明確に指定される。

 OASISの社長兼CEOであるPatrick Gannon氏は,「OASISは,ロイヤリティ・フリーの標準を作成する重要性を認識しており,改定したポリシーでは,2つのロイヤリティ・フリーのモデルを提供している。しかし,メンバーが好む場合には,RANDのオプションを選択することもできる。ほぼすべてのOASIS標準がロイヤリティ・フリーのベースで利用することができるが,改定した知的所有権のポリシーは,全世界の実装者が自信を持ってOASISのオープン・スタンダードを導入するのを支援するものである」と説明している。

 同ポリシーは,4月15日から施行される。詳細は,OASISのWWWサイトに記載されている。

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