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 ユーザー認証技術の標準化団体Liberty Alliance Projectは,Webサービス向けの「Liberty Identity Web Services Framework(ID-WSF)2.0」の草案を公開した。Liberty Allianceが米国時間2月11日に明らかにしたもの。ID-WSF 2.0は,Security Assertion Markup Language(SAML)2.0対応となった。

 ID-WSFは,「Liberty Alliance's Federated Network Identity Architecture」の構成要素。認証機能付きWebサービスを展開するための,オープン標準仕様ベースの手法を規定する。パーミッション・ベースの属性共有,認証ディレクトリ・サービス,相互作用サービス,セキュリティ・プロファイル,対応クライアントの拡張といった内容を扱っている。ID-WSFを使用すると,認証機能を備えるWebサービスの連携が可能となり,企業はパートナや顧客のアプリケーションと自社のアプリケーションを接続できるようになる。現行のID-WSF 1.0は,2003年11月にLiberty Allianceが公開した。

 一方のSAMLは,XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)が策定した仕様。XMLベースのWebサービス向けフレームワークで,ビジネス・パートナ間で認証/認定情報を交換できる。複数の企業が運営するサイトのあいだで,シングル・サインオンといったWebベースのセキュリティ相互接続機能を実現する。XML Signature,XML Encryption,SOAPなどの業界標準プロトコル/メッセージング・フレームワークを利用しており,HTTPや標準的なWebブラウザを使った一般的な環境に容易に組み込めるという。

 ID-WSF 2.0草案は仕様策定活動の第1段階に相当し,SAML 2.0対応に重点を置いたという。Webサービスの変更通知やグループ対応といった機能も付加した。今後,2005年中に第2段階および第3段階の作業を完了させ,新しい機能を追加する。

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