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 米Intelは,32ビットと64ビットの両アプリケーションを動作させる技術Intel Extended Memory 64 Technology(Intel EM64T)対応Xeonプロセサの新版「Irwindale」(開発コード名)の出荷を開始した。Intel社が米国時間2月14日に明らかにしたもの。2ウエイ・サーバー/ワークステーション向けのプロセサで,レベル2(L2)キャッシュ・メモリーの容量は2Mバイト。動作周波数3.0GHz,3.20GHz,3.40GHz,3.60GHzの4モデルを用意する。

 L2キャッシュの強化により,処理性能が既存プロセサに比べ18%向上したという。「米IBMがクラスタ・ベンチマーク・テストTeraByte TPC-Hで計測したところ,以前の記録を52%上回った」(Intel社)

 既存プロセサに対するピン互換性を持ち,要求される処理負荷に応じて消費電力と処理能力を動的に変えて消費電力と発熱を低減する機能や,DDR2-400メモリーおよびPCI Express対応も継承した。

 1000個ロット時の単価は,3.0GHz版が316ドル,3.20GHz版が455ドル,3.40GHz版が690ドル,3.60GHz版が851ドル。

 同社は,最大8Mバイトのレベル3(L3)キャッシュ・メモリーを内蔵する「Intel Xeon processor MP」(開発コード名は「Potomac」)を90日以内に利用可能とするほか,1MバイトのL2キャッシュを内蔵するエントリ・レベルの4ウエイ・サーバー向けプロセサ「Intel Xeon processor MP」(同「Cranford」)をリリースすることも発表した。

 いずれもIntel EM64T対応で,デュアル・コアとする。Irwindaleと同じく,Demand Based Switching(DBS)とEnhanced SpeedStep Technologyを連携させて処理負荷に合わせて消費電力と処理能力を動的に変えられる。DDR2-400メモリーおよびPCI Expressにも対応する。製造プロセス・ルールは90nm。対応チップセットは,将来リリース予定の「Intel E8500」(開発コード名は「Twin Castle」)。

 さらに同社は,近い将来「Intel Pentium 4 Processor」の600番台モデルもリリースする計画を明らかにした。64ビット処理が可能で,Hyper-Threading Technologyに対応する。

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