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 米Gartnerは,2005年の世界パソコン市場に関する予測の速報を米国時間2月15日に発表した。2005年の出荷台数は,前年比9%増の1億9900万台になる見通し。2004年のパソコン出荷台数は1億8300万台を超え,2003年から11.6%増加していた。

 同社Client Platformsリサーチ主任アナリストのGeorge Shiffler氏は,「企業と家庭ユーザーの買い替えのサイクルが段階的に縮小しているため,全体的な出荷台数の伸びはペースが落ちると予測される」と説明している。

 「企業におけるパソコンの買い替えは2004年がピークだったため,2005年は急激に減少するとみられる。家庭ユーザーの買い替えは2005年にも続くとみられるが年末にかけて縮小していくだろう」(同氏)

 同社は,2005年はノート・パソコンの出荷台数が17.4%増加して市場をけん引すると予測している。これに対し,デスクトップ・パソコンの増加は6.1%に留まるという。

 同社は,ノート・パソコンがより幅広いユーザーにとって魅力のある商品となっており,ノート・パソコンの成長はデスクトップを大幅に上回ると予想している。その要因として,急激に低下したシステムの価格,強化されたワイヤレス機能,マルチメディア,エンタテイメント機能の拡張などが挙げられている。

 同社は,パソコン・メーカーが,パソコンをデジタル・メディアのハブとしての位置付けに成功すれば市場の成長は上向くとみているが,その可能性に疑いを持っている。その理由として,メディア・パソコンは比較的高価であり,信頼性,使いやすさに問題があることを挙げている。また,パソコンは他のメディア機器との相互運用性も低い。これらの面で,価格が安く,より多くのメディア・リソースに対応するデバイスに対して劣勢にあるとみている。

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