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 米In-Statは,無線ブロードバンド規格であるWiMAXに関する調査結果を米国時間2月16日に明らかにした。同社は,同技術には厳しい規制の必要が無く,DSLやケーブル・モデムを使ったサービスと競合する存在となり,通信業界に大きな影響を与える可能性があるとしている。

 WiMAXは,最低4.8~8.0km通信範囲でポイント・ツー・マルチポイント(PMP)の接続に対応し,2Mbps以上の通信速度を実現する。ネットワークへの投資コストが安く,NLOS(Non-Line-of-Sight: 見通し外接続)機能を持つため期待される技術となっている。

 同社は,2009年までに世界のブロードバンド加入者の約3%に相当する850万人がWiMAXベースの無線接続サービスを利用するようになると予測している。その中のおよそ450万人はVoice over WiMAX(VoWiMAX)サービスも併用するという。また,都市部のブロードバンド無線アクセス(BWA)事業者は,市場シェアの最大15%を獲得するとみている。

 同社アナリストのKeith Nissen氏は,「WiMAXの市場における成功は確実なものとは言いがたい。消費者向けブロードバンド市場は,BWAサービス・プロバイダを無制限にサポートすることはできない。ブロードバンド競争の激化,価格圧縮,加入者獲得コストによって,利益率がかつて無いほど低下する恐れがある」とコメントしている。

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