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 米Microsoftは,研究組織Microsoft Researchの開発したソフトウエアを提供し,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に効果のあるワクチン開発を支援している。Microsoft社が米国時間2月23日に明らかにしたもの。

 Microsoft Researchは,大規模データベースやデジタル画像の分析,スパム・メールの検出を行う各種ソフトウエア手法をワシントン州シアトルのワシントン大学とオーストラリアのRoyal Perth Hospitalに提供し,ウイルス解析に協力している。「こうしたソフトウエアでウイルス遺伝子の突然変異や患者の免疫システムに隠された“パターン”を見つけ出し,ワクチンの改善に役立てる」(同社)

 「患者データの解析が従来の手法に比べ10倍速く実行できるようになり,ワクチン開発に必要な手がかりを得た。増え続けるデータから手がかりを見つけることは,これまでなら事実上不可能だった」(オーストラリアのマードック大学Royal Perth Hospital臨床免疫学&生物医学統計学センター教授兼上級ディレクタのSimon Mallal氏)

 Microsoft Researchの協力で開発した初のワクチンは,現在ワシントン大学の研究施設で試験を行っている。

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