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 ドイツのSAPは小売業界向けのソフトウエア・ベンダーの米Retekを買収する。両社がドイツと米国で現地時間2月28日に明らかにした。SAP社は,Retek社の株式1株当たり8.50ドルで公開買付を行う。「8.50ドルという金額は,2月25日の株価より42%高い」(両社)という。買収総額は約4億9600万ドルにのぼる見込み。

 SAP社は北米子会社とRetek社を合併させる。SAP社北米子会社とRetek社は合併に関して最終合意に達しており,Retek社の役員会も承認済みである。Retek社役員会は,自社株主に,SAP社の公開買付に応じるよう勧告している。

 Retek社は本社をミネアポリスに構え,約525人の従業員を抱える。世界20カ国にわたる200社以上に小売販売向けスイート製品を提供している。アトランタ,英国ロンドン,オーストラリアのメルボルンにも拠点を持つ。

 「小売業界は,ITを戦略的道具として考え,ますます競争力強化や業績向上のために,パッケージ・ソフトウエアを活用するようになっている。Retek社のアプリケーション,業界知識,市場におけるプレゼンスを取得することにより,当社は小売業界の需要により適切に対応することができる」(SAP社)。

 公開買付は1週間以内に開始し,4月初頭に終了する予定(期限延長の可能性もある)。

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