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 中国政府の情報産業部(MII:Ministry of Information Industry)の一部門である「CPIS(China Software and Integrated Circuit Promotion)Center」と米Freescale Semiconductorは,共同で北京に研究所を開設する計画を発表した。現地時間2月28日に明らかにされた。

 同研究所は,Linux OSとFreescaleファミリのPowerPCコアをベースとするコンピューティング評価システムの開発支援を狙うもの。これらの評価システムは,中国のIT産業においてLinux製品の安定性と互換性を強化するための完全な評価システムを提供し, 標準的なLinux製品の評価ベンチマークを設立することを目的としている。

 同コラボレーションにおいて,同研究所にはFreescale社とサードパーティ企業によって,PowerPCプロセサ・ベースの開発ボード,ワークステーションとともに,Freescale社の「CodeWarrior Development Studio」といった開発ツールが提供される。CSIP Centerはスタッフを派遣して,Linuxベンチマーク・スイートのシステム評価テスティングを実施する。

 MIIの電子情報製品部門会長のZhang Qi氏は,「情報産業部は,CSIPを通じて組み込みソフトウエアの研究所を設立し,Dragon Chip社やLenovo社といった企業にサービスを提供してきた。中国における組み込み型Linuxの商用化を始めとし,Linux普及を支援するために,Freescale Semiconductor社と共同でLinuxシステム向けの共同研究所を設立できたことを喜ばしく思う」とコメントしている。

 また,Freescale社とCSIP Centerは,同年4~6月に共同で開発者向けフォーラム「PowerPC Linux Developers Forum」の開催を予定している。同フォーラムでは,中国のOEM,ソフトウエア企業,大学,政府団体にPowerPCプロセサとLinux技術の実践トレーニングを提供する。また,PowerPCアーキテクチャの参加企業とFreescale社の製品ロードマップのアップデートも発表される。

 CSIP Centerは,中国のIT業界の発展を支援する目的で中国政府が設立した機関。ソフトウエア開発と集積回路(IC)業界にリソースと技術サービスを提供している。

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