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 米Motorolaは,米国の市政機関向けにひとつのアクセス・ポイントで4つの無線ネットワークに対応する「MOTOMESH Multi-Radio Broadband Solution」を提供する。同社が米国時間3月15日に明らかにした。同ソリューションは,無免許で使える2.4GHzと公共の安全に向けた4.9GHzのユーザーに固定と無線のブロードバンド・アクセスを提供する。

 同製品は,米国の市政機関が直面してきた「単一の無線ネットワークで一般向けWi-Fi接続を提供しながら,緊急に対応が必要な職務向け通信を確保する」という問題を解消するものだと同社は説明している。

 MOTOMESHソリューションは,4.9 GHzのモバイル・ブロードバンド無線と無免許のWi-Fi無線を単一のアクセス・ポイントで対応し,複数の無線で構成するメッシュ・ネットワークを構築する。一般的なインフラにおいて無線ブロードバンド・ネットワークの実現が可能になるという。

 競合するメッシュ・ソリューションでは,仮想ネットワーキングに依存する。そのため,地方自治の職員,緊急通報の一次応答者,一般市民は単一のWi-Fiネットワークへのアクセスを競わなければならない。MOTOMESHでは,市政機関が一般のWi-Fiユーザーによって重要なモバイル・ユーザーの職務を妨げられる危険を心配することなく,コミュニティへのサービス提供が可能になるという。

 MOTOMESHアクセス・ポイントは,2つの802.11(Wi-Fi)無線と2つのMEA(Mesh Enabled Architecture)モバイル・ブロードバンド無線に対応する。Wi-FiとMEAの1組は2.4GHz帯に対応し,別の1組は公共安全向け4.9GHz帯に対応する。

 MEAの無線ユーザーは,それぞれのユーザーをルーター/リピータにするMotorola社のMulti-Hopping機能を利用できる。同機能により,ユーザーは,他のユーザーを通じてMOTOMESHアクセス・ポイントに到達できる。その結果,それぞれのユーザーがネットワークの範囲を拡大し,より多くのデータ・パスを作ってネットワークを強化することになる。すべてのMEA無線システムと同じように,GPS衛星を使うことなく迅速かつ正確なトラッキング機能も利用できる。

 MOTOMESHにより,行政機関,警察,消防署,救急隊といった緊急通報の一次対応者にシームレスなセキュリティ,サービス,接続性を提供が可能になる。ネットワーク・ユーザーは,安全かつ効率的に職務を遂行するために建物の概要,電気配線図,危険な化学物質,その他の重要な情報を入手できるようになる。また,同ネットワークは,人の生命に関わる緊急事態に対応する時間が短縮を支援する。

 その他にも,ユーザーは,戦略的な高速ブロードバンド・ネットワークを配備することにより,メッシュ・ネットワーキングとシームレスな接続を利用して,物理的なインフラが損傷を受けた地域でも迅速にデータ通信が可能になるという。

 MOTOMESHは現在ベータ・テストが実施されており,2005年後半にリリースが予定されている。同ソリューションとMotorola社のSeamless Mobilityソリューションは,ルイジアナ州ニューオーリンズで開催中の「CTIA Wireless 2005」に展示されている。

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