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 「米Verizon Communicationsによる米MCIの買収は,変化を続ける通信業界において次の正しい論理的なステップであり,大規模な企業,政府機関,国家安全機関の顧客獲得競争に加わることが可能となるだろう」。地域系通信事業者最大手のVerizon Communications社会長兼CEOのIvan Seidenberg氏は,上院司法委員会(Senate Judiciary Committee)において両社の合併について米国時間3月15日に発言した。

 同氏は,「合併企業が顧客に将来的なブロードバンド,マルチメディア・サービスを提供する経済力と技術リソースを持ち,米国の経済成長を生み出す全国規模のサービス企業となるだろう」というビジョンを述べた。

 また,長距離通信2位のMCI社は,Verizon Communications社をパートナとして大規模企業と政府機関に顧客を持つ最大のサービス・プロバイダである米AT&Tの強力なライバルとなると同氏は指摘している。Verizon社は,MCI社のインターネット・バックボーン,ネットワーク,その他のシステムにおよそ30億ドルを投資する計画を明らかにした。

 同氏は,提案されている合併が両社の資産を補完するものであり,Verizon Communications社の地域通信向け資産とプレゼンスをMCI社のIPネットワーク,製品,全米と世界の顧客ベースを統合することにより,幅広い顧客にメリットがあると説明している。

 Verizon Communications社は2月14日,MCI社を67億ドルで買収することを発表していた。これに対し,米Qwest Communications Internationalは同社の買収案を出していたが受け入れられなかったため,およそ80億ドルの修正買収案を同月24日に新たに提示していた。Verizon社は,米連邦通信委員会(FCC)に対して3月11日に合併の認可申請を行なっている。

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