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 米Arbitronと米Edison Media Researchが,各種メディアに対する米消費者のアクセス手段についての調査結果を米国時間3月23日に発表した。それによると,デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)や携帯用MP3プレーヤなどのオンデマンド・メディア機器を所有している米国人は2700万人いるという。

 過去1カ月のあいだにケーブル/衛星プロバイダ経由でオンデマンド・ビデオ・サービス(VOD)を視聴した人は10%,オンライン・ニュースにアクセスした人は11%おり,インターネット・ラジオ聴取者は3700万人いた。「消費者のメディア・アクセス習慣が変化している」(両社)

 12~17歳では,iPodなどの携帯用MP3プレーヤの所有率は27%。テレビ番組を録画してから見る人の数は4300万人にのぼる。1枚でもDVDビデオ・ソフトを持っている人の割合は76%で,20枚以上持っている人は39%いた。

 衛星ラジオ・サービスを手がける米XM Satellite Radioの認知度は50%に達し,2002年の17%に比べ3倍となった。2002年に8%だった米SIRIUS Satellite Radioの認知度の上昇はさらに急激で,現在54%ある。

 「消費者は今も従来型メディア・アクセス手段を利用しているが,オンデマンド・メディアに対する魅力も感じるようになった。従来型およびインターネット上の放送事業者はいずれも,重要度を増すこうした消費者層に適したアプローチをとる必要がある」(Arbitron社米メディア・サービス部門マーケティング担当上級副社長のBill Rose氏)

 またEdison Media Research社上級副社長のJoe Lenski氏は,「消費者はメディアのアクセス手段や利用時間などを,以前よりも自分の意志でコントロールできるようになってきた」と指摘する。

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・従来型ラジオの聴取時間は1日当たり平均約2時間48分であるのに対し,携帯用MP3プレーヤ/衛星ラジオ/インターネット・ラジオの利用時間は1日当たり平均約2時間33分

・インターネット接続可能な家庭の48%がブロードバンド・サービスを導入しており,48%がダイヤルアップ・サービスを使っている

・オンライン・ビデオ・サービスの視聴者数は,1週間当たり2000万人弱。1カ月間だと約3500万人

・2005年は調査対象週にWebサイトで何らかの買い物をした米消費者の割合は14%。2001年は4%だった

・世帯収入10万ドル以上の米国人の10%が,BlackBerryなどの携帯用の無線電子メール端末を持っている。12歳以上の所有率は3%

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