PR

 米Intelが,「64-bit Intel Xeon processor MP」プロセサの新版「Truland」(開発コード名)5モデルと,デュアル・コア・プロセサで利用可能な新型チップセット「Intel E8500」を米国時間3月29日に発表した。Xeonの新版は4ウエイ以上のサーバー向けで,動作周波数2.83GHz,3.00GHz,3.16GHz,3.33GHz,3.66GHzの製品を用意する。

 新Xeonプロセサは,32ビットと64ビットの両アプリケーションを動作させる技術Intel Extended Memory 64 Technology(Intel EM64T)を採用した。Demand Based Switching(DBS)とEnhanced SpeedStep Technologyを連携させ,処理負荷に合わせて消費電力と処理能力を動的に変えられる。DDR2-400メモリーおよびPCI Expressにも対応。最大8Mバイトのレベル3(L3)キャッシュまたは1Mバイトのレベル2(L2)キャッシュを内蔵する。

 従来のIntel Xeon processor MPに比べ,エンタプライズおよび科学技術分野の処理速度が最大70%向上するという。Intel社は同プロセサを「Webサーバーや電子メール・サーバーに使う2ウエイ・サーバー向けXeonプロセサと,大規模データベースや高性能コンピューティング分野で使うRISCサーバー向けItaniumプロセサのすき間を埋める製品」と位置付ける。

 また同プロセサは,同社が同日発表した開発支援ネットワーク「Intel Software Network」に対応している(同社の発表資料)。

 1000個ロット時の単価は以下の通り。

・3.33GHz版(L3キャッシュ8Mバイト):3692ドル
・3.00GHz版(L3キャッシュ8Mバイト):1980ドル
・2.83GHz版(L3キャッシュ4Mバイト):1177ドル
・3.66GHz版(L2キャッシュ1Mバイト):963ドル
・3.16GHz版(L2キャッシュ1Mバイト):722ドル

 同社によると,米Dell,富士通,米Hewlett-Packard(HP),日立製作所,米IBM,中国Lenovo,NEC,韓国Samsung Electronics,東芝,米Unisysなどが新型Xeon搭載サーバーの提供を計画しているという。HP社は3.33GHz版搭載の「HP ProLiant DL580 G3」(6849ドルから)と「HP ProLiant ML570 G3」(5249ドルから)を同日より利用可能とする。Unisys社は「Unisys ES7000」サーバー製品系列に新型Xeon搭載モデルを用意する。

 一方Intel E8500チップセットは,クロック周波数667MHzの独立したシステム・バス(FSB)を2つ備える。合計帯域幅は10.6Gバイト/秒あり,従来製品に比べ3倍以上高速という。2006年第1四半期リリース予定の「Paxville」(開発コード名)などのデュアル・コア版Intel Xeon processor MPと組み合わせて利用できる。

◎関連記事
米Intel,IDF Spring 2005でプロセサのデュアル/マルチ・コア化推進を強調
米Intelが64ビット対応Xeonプロセサの新版を出荷開始,3.0G~3.60GHzの4モデル
米Intel,デュアル・コア版「Pentium」「Pentium Extreme Edition」を05年Q2にリリース
米AMDがデュアル・コア版「Athlon 64」をデモへ,2005年後半リリース予定
米AMD,デュアル・コア版「Opteron」をデモへ
米IBM,Xeonサーバー向けアーキテクチャ「eServer X3」とチップセット「Hurricane」を発表
「米Intelと米AMDの64ビットx86アーキテクチャ,互換性は100%近い」,米調査
「米Intelと米IBMが優勢」――64ビットCPUの比較調査

[発表資料(Intel社)]
[発表資料(HP社)]
[発表資料(Unisys社)]