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 米Gartnerは,ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)市場に関して調査した結果を米国時間3月29日に発表した。それによると,2005年のBPO市場は前年の1238億ドルから8%増の1337億ドル規模に達するという。

 同社は,2004年第4四半期から2005年第1四半期末にかけて3億ドルを超える大規模なBPO契約が8~12件締結されると予測していた。実際にこの予測は現状に近いものとなっており,同社のアナリストは,これらの大型の契約が増加すればBPOに対する興味と需要も急増するという考えを明らかにしている。

 同社は,BPOとはITを多用する業務を外部のサービス・プロバイダに委託することと定義している。たとえば,BPOとして人材資源,財務,会計,コンタクト・センター,その他にもトランザクション処理業務などが委託されている。

 同社調査担当副社長のLisa Stone氏は,「1年前には,BPOプロバイダとバイヤーは多くの議論を重ねたが,ほとんど契約に至らなかった。現在のレベルで契約が進んでいるのは,BPOによってもたらされる価値をバイヤーが受け入れ始めたためだと考えられる」とコメントしている。

 同社は,新しいBPOプロジェクトを検討するならば,BPOにより,資金投資無しでサービスの改善が図れるか,サービスの負担を軽減できるか,運営コストの縮小が可能になるかなどを考慮することを勧めている。

 同社によれば,多くの新しいBPOプロバイダは,特定の専門分野を持たずに市場に参入している。そのため,導入を検討する企業は,BPOプロバイダには要求に十分対応できる人員がいるかを確認する必要があるとしている。

 また,BPOプロバイダは,市場の活性化にしたがってターゲットにする企業の選択が課題になるという。BPOプロバイダは,契約の可能性を模索するだけでなく,実際に提携を求めている企業を判断しなければならないという。

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