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 米JBossは,同社のオープンソース開発向けミドルウエア「JBoss Enterprise Middleware System(JEMS)」に関するプロフェッショナル・サポート契約の免責内容を強化した。JBoss社が米国時間4月5日に明らかにしたもの。同社では,「企業が当社のオープンソース・ソフトを,以前にも増して安心して利用できるようにする」としている。

 JEMSが第三者の知的財産権を侵害しているとして法的措置が取られた場合,JBoss社が一切の訴訟費用を負担する。また,サポート契約を結んだ企業の知的財産権を保護するために,ソフトウエアの修復および交換にかかる費用を無制限に補償する。さらに企業が受けた損害に対しては,サポート契約料金の4倍に相当する金額まで負担するとしている。

 同社によると,GPL,LGPL,ApacheやBSDなどの オープンソース・ライセンスは,オープンソース開発者が損害に対する責任を問われることがないように,免責を提供しないのが一般的だという。

 プロフェッショナル・サポート契約の「Gold」または「Platinum」レベルの契約者は,追加料金なしに免責内容のアップグレードを受けることができる。また,JBoss認定サービス・パートナが,JBoss社のサポート契約(GoldまたはPlatinumレベル)を再販する場合,同じ内容の免責保証を提供する。

 ちなみに米メディア(CNET News.com)によると,Goldレベルのサポート契約料は1年当たり1万5000ドルである。また,これまでJBoss社は,訴訟とソフトウエアの修復および交換に関して,サポート契約料と同額の保証しか提供していなかった。

 JBoss社Strategy and Corporate Development担当副社長のBob Bickel氏は,「ミッション・クリティカルなアプリケーションのプラットフォームとして,JEMSを選択する企業が増えている。免責保証内容の強化によって,われわれのオープンソース・ソフトウエアが安全であり,商用製品と同等の安心感が得られることを明示した」と述べた。

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