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 「実社会の環境を模したテストから,『Windows Server 2003』の方が『Red Hat Enterprise Linux (RHEL)AS 3.0』より信頼性に優れることが分かった」。米Microsoft米国時間4月6日,米Lionbridge Technologiesのテスト事業部門VeriTestの調査結果を引用するかたちで発表した。

 調査はMicrosoft社が,VeriTestに依頼して実施したもの。IT管理者のグループに,システムのアップグレードや再構築といったタスクを行ってもらい,Windows Server 2003とRHEL AS 3.0の性能を比較した。

 テストでは,RHEL環境のダウンタイムが平均15%多かった。タスク処理はWindows環境の方がLinuxより平均37%速かく,システムのアップグレードや再構築ではWindows環境の方が21%多くタスクを完了した。

 トラブルシューティングはWindowsの方が20%速く,トラブル解決に成功した割合も8%高かった。また,トラブルを事前に検出した件数は,WindowsがLinuxの2倍以上に達した。

 Microsoft社Platform Strategyグループ担当ジェネラル・マネージャのMartin Taylor氏は,「今回の調査で,Windows Server 2003の方がRHEL AS 3.0より,トラブルの予測や保守がしやすく,リソースにタイムリーにアクセスできることが分かった」と述べた。

 米メディア(InfoWorld)によると,Microsoft社はLinuxに対抗するためのキャンペーン「Get the Facts」を2003年半ばから展開しており(関連記事),今回の調査は,Windowsの信頼性に焦点を当てたもの。しかし同メディアは,実世界において,WindowsとLinuxを同種のタスクに使用することはないと指摘している(米Yankee Groupの調査)。Windowsシステムはミッション・クリティカルなタスクに使用されることが多いため,Windowsのダウンタイムによる1時間当たりの損失額は,Linuxに比べ3~4倍高いという。また,WindowsサーバーをLinuxに置き換えるユーザーは少なく,Linuxを導入して,両システムを併用するユーザーが多い。

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