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 米Gartnerは,中規模企業のIT支出に関する調査結果を米国時間4月6日に発表した。それによると,中小企業のIT支出のうち,業績向上に直接結びつくのはわずか3分の1で,約3分の2は,ネットワークやサーバーなどのインフラや,電子メールや給与計算などの実用アプリケーションに当てられている。

 中規模企業の大半は,すべての業務の基礎となるインフラにIT予算の多くを費やしているが,部門マネージャは,これらの投資の価値を認識あるいは評価していないことが多い。Gartner社リサーチ・バイス・プレジデントのJames Browning氏は「中規模企業の幹部の大半は,ビジネス・バリューが見込める技術的手段でなければ魅力を感じない」と語る。「この結果,多くの技術導入に置いて信頼感が低下し,予算の圧迫やリソース不足など,IT部門は高い代償を払うことになる」(同氏)

 中規模企業の多くは,IT投資の優先順位付けや資産割り当てに取り組んでいる。これらの企業のIT幹部にとって問題なのは,企業目標に関する部門幹部の戦略会議に,IT幹部が常に招集されるとは限らないということだ。

 事業とITにおける1つの調整として,Gartner社はCIOに対し,「業務プロセスの改善を実現するための一環として,インフラの計画の重要性を部門幹部に上手く伝達すること」とアドバイスしている。

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